ついにデビュー・・・なのだが

2017年03月04日

まーたしても久しぶりの更新になってしまいましたorz

前回の記事から幾星霜
ようやく今週の月曜日にガラケーからスマホに機種変更しました
ガラケーからあまりにも操作が変わっていてあたふたしまくっています(笑)

結局あの後もいろいろあって、東海セルラーフォン時代から20数年継続してきたソフトバンクを止め、auにMNPしました

MNPが一般的になる前は携帯電話を新しくするついでに携帯会社も変わるなんてことが当たり前だったですけれど、今はどうなんでしょうか?
ソフトバンクの対応だけがおかしかったのかはわかりかねますが、あの予約番号の発行というのにはかなり精神を消耗いたしました

そもそも電話会社を移るのにMNPの予約番号が必要だなんてこともしりませんでしたので、auのショップでいろいろと手続きをしてもらっている間に電話でその発行をお願いしたのですが、なんなんでしょうか、あの引き留め工作には決してならない対応は・・・

最初に「予約番号の発行の件でよろしかったでしょうか」と聞かれた後、「宜しければなぜソフトバンクから移られるのかお聞きしてもよろしいでしょうか」まではまだ理解できます
理由を述べた後、一体何度「MNPの際の事務手数料が3240円かかりますが本当によろしかったでしょうか」、「移られる方でも同じく事務手数料を取られることになりますが」、「(要因となった対応の悪い店舗でない)他の店舗をご紹介できますけれど」、「ソフトバンク系列の格安携帯電話会社はいかがでしょうか」のセリフを聞かされたことでしょう
こちらもその都度『もうソフトバンクを止めることは確定してますので、早く予約番号を教えてください』と繰り返したんですよ?
でも無駄でした(笑)

こちらが予約番号の発行を求めるたびに「少々お待ちくださいませ」と5分10分と待たされ、ようやく教えて貰えるのかと思うとまた前述のセリフを聞かされて・・・
ようやく教えて貰えたのが電話をかけ始めた時から優に30分以上も経ってからでしたorz

そんなに事務手数料(3240円×2=6480円)が如何に大きな金額であるかを訴えたいのであれば、よく店舗に張り出されている『他社から移られる方に大幅還元いたします』のところにもしっかりと移るのに少なくともこれだけの負担が必要である事を書いておけって話ですよ


ただでさえソフトバンクを止めることにした理由が”対応が悪いから”なのに、余計に悪化させてどうするんでしょう?
少なくとも今後ソフトバンクに戻る可能性が私の中で完全に消えました(笑)


ちなみに、今回の直接的な要因となったショップの対応の悪さは私にとって初めてではなく、これまでに対応の悪さで4度ほど、トラブルが1度過去にありました
十分我慢してますよね?(笑)

それでは今日もこの辺で( ´Д`)ノ~バイバイ  


Posted by 某所の人 at 13:50Comments(3)ひとりごと

後出しジャンケン

2017年01月28日

最早決まり文句となってしまった感もありますが、お久しぶりで御座います(笑)

どれぐらい前の事だったか、少なくとも昨年の12月の頭頃には今の状態だったと記憶していますが、まあそんなあたりで5年目にちょうど入ったぐらい使い続けていた携帯をこっぴどく落としてしまいました
だんだんと電池の持ちがわるくなり、最終的には通話が5分持たず、何もしていない待機時間でも1時間半が持たない
一度強制シャットダウンが入り、しかしてしばらくして電源ボタンを押すと、再充電をしていないにも拘らずフル充電状態に戻る(さすがに3度目があるかは確認していませんが)
どちらにしても常に充電器のコンセントを指しっぱなしにしておかなければ、ショートメールレベルならともかく、eメールでそこそこの分量を入力しようも途中で電源が落ちてしまう(何年使ってても入力が亀の歩みよりも遅いorz)ようではどうにもなりません

幸いと言ってよいのか、ほぼ一般の方々が行動をされる時間帯は常に店にいるため、コードを指しっぱなしにしていれば使う事そのものは出来るのが救い


流石にそんな縛りプレイを延々と続けたがるほどMな人ではありませんので、しばらく前にSの携帯ショップに機種変更をお願いに行きました
大学を卒業した年に初めて携帯電話を持って、それからほぼ丸20年使ってるわけですが、物持ちが良い訳ではない(毎回大破直前になって機種変更しているので)つもりでも、ただ単に新しい機種に頻繁に変えるほど機能を使いこなせないのと手続きが面倒くさいという理由が大半で、今度のスマホ(初!)でようやく5台目になります

昔と違ってどこどこの携帯会社でしか〇〇の機種は利用できないってこともほとんどなくなり、今どきの携帯ショップのチラシは他社からの乗り換えやネットや家電気との契約の組み合わせなどで本体価格をいわゆる0円状態にするサービスなんかを謳っているだけで機種そのものを紹介するようなものでは全くなくなっていますし、じゃあそれらのサービスと組み合わせない場合には本体価格がいくらになって、利用料金がいくらになるのかがさっぱりわかりません

知り合いとの酒の席なんかでは人気機種なんかは6万円だとか8万円で買ったなんて話もされるし、一体いくらかかるのか心配でチラシやらネットで調べようとしたのに何の意味もないまま、不安で押しつぶされそうになりつつショップへ向かいました


服装も含めて完全に不審者状態のおろおろとする私に店員が声をかけてきます
恥ずかしがってもしょうがないので素直に携帯が壊れたのでスマホに変えようと思っていることを告げるも、「いろいろ(機種が)ありますのでご自由にご覧ください」のお返事

そもそもがガラパゴスにも成れないただの機械音痴人間に何の説明もなく只々『勝手にどうぞ~』的な放置プレイされても機種の違いや機能の違いなんか判るはずもありません
それ以前に”初めてのスマホ”って伝えたよね?
知り合いのスマホを触ったことはあっても、通話の途中で交代するだけとか、せいぜいが出してもらった画像や記事をスクロールした程度で(文字入力は一度やらせてもらって挫折した過去あり)、何もわからないからこそ聞いたのにこの結果orz

本体そのものをいくら持ってみても、どうせカバーとかつければ持ち心地は変わるだろうし、なんか変なボタン押して訳の分からないことになってしまって戻すことすらも出来ないとか怖すぎて画面も触れない
横にあるカタログ見たって、画像のすばらしさなんて必要ないし、おしゃべり機能なんてそんなの要るの?状態だし
せいぜいわかるのが防水に防塵、衝撃耐性ぐらい
42歳の身空にして初めてのスマホを『簡単スマホ』に本気でしようかと思った私で御座います(笑)

何とかカタログを見比べて、簡単スマホほどではないものの、簡単操作が売りの、常に携帯を落としまくる私にとってよさげな衝撃耐性が謳われている機種を選び、カウンターへ

いくつか質問(ネットのプロバイダーはどこかとか)をされつつ待つこと20分
ほとんど使わない無料通話分を減らしたりデータ容量を決めたりで、結果今の携帯の利用料金とほとんど変わらない(300円ほど安くなった)みたいなのでそれで決定
取り寄せに1週間から10日ほどかかるという事でその日は店に戻る





ショップに行ったのが1月9日
丸3週間ほど過ぎようとする今の時点で未だ私の手元にはコンセントにコードを挿しっぱなしのガラケーが一台・・・

入荷次第連絡があるとの事で待っていた1週間後は、10日にはまだ早いからとそのまま待ち続け
そもそもショップの営業時間がウチの閉店時間と同じ19時で、且つ設定に40分程度かかることから最終受付時間が18時と言われ、どのみちウチの定休日しか行けないじゃんとそのまま待ち続けた2週間後、さすがにショップに連絡をしてみたところ「お客様のご注文なさった機種は人気機種かつただいまキャンペーン中につき入荷日未定です」という、なんという後出しジャンケン的返答!
そのスマホが生産が追い付かない様な人気機種なのかどうかは私では解りませんが、キャンペーン中の機種かどうかは店頭のそのスマホのブースにそんな掲示もなかったし、契約内容確認の時点でもただ「1週間から10日ほどで入荷します」とで言われただけで、いつ入荷するか全くわからないとりあえず予約だけは受け付けます状態の機種だなんていう説明ももちろんありませんでした
ちなみにリンゴのメーカーのでも某韓国のメーカーのでもない、セラミック会社の機種です

受付してくれた方とは違う方だったので(女性と男性)、一応そんな説明をされていない旨を伝えましたが見事にスルーされ(笑)、一応それでも言われたのは「入荷未定でいつお渡しできるかはお答えできませんが、お客様のご注文は早い方なので、次の入荷でお渡しできそうです」
ここでクレーマーよろしく怒鳴っても、ブツが無い以上、全く心の籠らない『申し訳ございませんでした』のリピートをされてもしょうがないので、半ば唖然としつつ、「連絡まってます」と電話を切る
もちろん最初から最後までに、その心の籠らない『申し訳ございませんでした』の一言ですらありませんでしたがね

そして・・・普通の会社員とかであれば通常で一番ショップに行ける機会が多そうな週末の今日、今の今時点ではまだショップからの入荷の連絡がありません



機種選びに続いての、まさかの3週間もの放置プレイ継続(笑)
確かに『一番早く使える機種を!』とは求めていませんでしたが、さすがにここまで待たされると・・・

偶々そのショップだけがそうなのかはわかりませんが、最初に提示された期限を超えた(超えそうになった)時点でまず、本当にそんな状況であればその旨連絡があって然るべきと思いますし、それ(連絡)をしない事に何の負いの感情も持たなければ、連絡をしなかったことがさも当然のような対応が今の常識なんでしょうか?


只々新規契約に必要な実印(要るんだよね?)がちょっと簡単に取り出せない様なところにしまってある事とか、契約そのものの手続きやなんやらが面倒だという理由や、確かにこの先まだまだ待たされるかもしれない不安要因はあるものの、違う会社のショップに行ってまた待つことになるよりかは早く届くだろうよという希望的観測によって、この時点で携帯会社を変える気はないのですが、流石に次はあのショップもしくは携帯会社は無いと思ってます

こうやって経過を書いたり、知り合いに話したりなんかしてるといろいろと考えることが出てきますね
どうせ次は無いと思っているんだからちょっと強く言ってもいいんじゃないかとか

決してクレーマーではないですよ?
クレーマーとは違いますよ?
大事なことなので2度言いました(笑)


さて、そんなこんなで私の初スマホはいつになるのでしょうか・・・
短いですが今日はこんなところでご勘弁を



  
タグ :スマホ騒動


Posted by 某所の人 at 16:46Comments(0)ひとりごと

営業再開です

2017年01月05日

こまめに更新するって言っておきながら・・・相変わらずお久しぶりの明けましておめでとうございます<(_ _)>

長かったような短かったような連休が終わり、とうとう本日より今年の営業が始まってしまいました
まあ予想していた通り、忙しいとは決して言えない今日の売り上げですが、まあ常連様がぼちぼちとお越しくださって最低ラインはクリアといったところでしょうか
そんな売上とはいえ、やはり久しぶりのフルの営業という事でまだまだ身体が追いついてこず、この時間にしてもう疲労困憊
いっそ早閉めでもしてしまおうかしらという悪魔の囁きに負けてしまいそうでございます(笑)


今回の連休ですが、これまでで最も長い10日間のお休みをいただきました
別に日数がどうのこうのという訳ではなく、ただ単に曜日とかの兼ね合いなだけだったのですが、過去最も最低のお休みとなってしまいました

連休初日の26日、さすがに連休初日という事でお昼前ぐらいまで布団の中でゴロゴロと幸せな時間を過ごし、かなり遅い出勤の後ブログにも書いた通りに何件か売れ残りのケーキの処分をお願いしに配達へ
そのまま大掃除用の洗剤やらを買いに薬局等をはしご
ここらあたりまでは何ともなかったのですが、この後ぐらいからなんか頭が痛み始めます

まあクリスマスとかでほとんど休めてなかったし、そりゃあ疲れもたまってるでしょうよと、まだまだ連休は始まったばかりと言い訳をし、事務所のソファに横になったのがいけなかった
ここですぐに家に帰ってゆっくり風呂に入って早めに就寝していたら違う年末年始になっていただろうが、そうならないのが私クオリティ
ウチの事務所(2階)と言えば、天然で夏はサウナ、冬は冷凍庫というぐらいに過酷な環境(笑)の為、暖房を入れていたのも悪かった
そんな中でうとうとと寝てしまえば、そりゃあ風邪もひきましょうよorz

気が付けば日付も変わりそうな時間になっており、より痛み始めた頭の為そのまま風呂にも入らず、着替えもせずに布団にダイブ
翌日には完ぺきな風邪ひきさんの出来上がりで御座います
さらに前日のソファでの窮屈な姿勢でのうたた寝がここに後を引き、ついくしゃみをした瞬間に”グキッ!”と腰を・・・( ;∀;)

布団から出るどころか起き上がる事も出来ない状況で、半日以上布団の中で『あ”あ”あ”あ”』『う”う”う”う”』とうなり続ける
このままうなり続けてでも横になっていればもうちょっと早く良くなってたのかもしれませんが、そこはそれ、貧乏性の心配性の私
昨日やらなかった事と今日やらなきゃいけない事が頭をよぎり、無理やりに出勤してしまう
あまりの腰の痛さと風邪からくる頭痛に全身の寒気との闘いに完全に頭が持っていかれてて、翌日のケーキの予約の時間の確認をするのを忘れ、でも今日がこんなんだったので、最悪午前中に買い出しにいけないかもしれないと、今日のうちにイチゴの買い出しと、どうせ出かけるのであれば銀行に入金と振込にも行っといたほうが良かろうと思ったのがまた間違い
こっちの方が楽だろうと椅子に座ればより腰を痛め、椅子から立ち上がれないどころか椅子から転げ落ち、落としたお金を拾おうとすると腰がカクっとなり『はうーーーーーーーーーーーー!』と叫ぶ
その後も『はう』『あう』言いながら車を運転し、銀行ではお年玉用であろう両替渋滞に巻き込まれて身動きが取れずより一層悪化が進む
何とか買い物も済ませ店に戻っては来たものの、どうにもこうにも腰の痛さに耐えきれず、とにかく腰を伸ばすために毛布を敷いただけの事務所の床に寝転がり、そして前日のデジャブ?とばかり、うーうー言いながらも少しうとうとしてしまったらしく、この日も気が付けば11時を回りそうな時間まで倒れ、慌てて帰り、そのまま布団にダイブを繰り返す

まだ頭の痛いのは残っているものの、全身の寒気はだいぶ収まり、靴下を履くのに20分もかからないで済む程度には腰の痛みも何とか我慢ができるレベルには回復した(と思い込みたかった)翌日28日、この日もなんだかんだで出勤は10時を遥かに過ぎたぐらいではありましたが、とりあえず15時の予約だったケーキの制作をお昼前に終わらせて、下手に椅子に座ったり横になる方が腰が痛かったので、サロンエプロンのひもをガチガチに締めて腰の補強をして、簡単なものから店の掃除を始めるも、フロアの半分が終わったくらいでやはりダウン
流石にこの日は早め(それでも10時前ぐらいだったが)に帰り、風呂に入ってバタンキュー

続いての29日、状態は前日とそんなに変わらないなか、なぜかお店のシェードの汚れがどうしても気になり、この日も腰痛と闘いながら店の外まわりの大掃除を始めてしまう
それほど寒い天気でなかったのが良かったのか悪かったのか、店の窓や外壁なんかを水洗いし、そのついでに自分の車の洗車もしてしまう
普段全く車の汚れに無頓着な私が、そんなわざわざ洗車用具を持っているはずもなく、かといって向かいのガソリンスタンドで洗車してもらうお金をケチり、お店で使っているスポンジ(一応新品だけど、その前にお店の窓洗いなどで使用したもの)と中性洗剤で洗ってしまったのがいけなかった
途中腰が我慢できなくなって中座したのもあってか、一応は水をジャーっとかけて洗い流したつもりでいたのですが、日に乾かされた車には見事なスポンジの模様がくっきりと
洗う前よりも汚くなって思わずorzしてしまいました
再度水をかけ、古タオルで拭きなおし、ようやく何とか体裁を整えたものの・・・その日の作業を何とか終わらせて家に帰り、最後の最後、車を庭に停める段に思わず出たクシャミ
そのクシャミの衝撃で再びカクっとなる腰の痛みに思わずハンドル操作を誤り、車庫の柱に車をぶつけてしまう(本日何度目かのorz)
こんな事なら洗車もしなければ・・・無理な体制での作業をしなければ・・・後悔は尽きず


そんなこんなしてても、飲み会の約束だけは必ず守る私(笑)
30日はもとから約束してあった、某飲み屋さんでの合同忘年会という事で、前日までのあの辛さはどこに行ったの?よろしく、腰も痛くないし(ほぼ)熱も頭痛もない
これ幸いにと『エビだー』『カニじゃー』『ローストビーフはどこだー?』『刺身は?』などとビールに日本酒にをしこたま鯨飲馬食
今回も半日以上飲み食いしてしまい、会場の某飲み屋さんには迷惑ばかりでほんと感謝しております

それほどでもなかった二日酔いではあったものの、やる気が全くでないのはデフォルトかもと思いつつ、つい見始めてしまったネットTVでやっていたドクターX(2作目)の一気放送に完全にはまってしまい、この日は完全に無為に過ごしてしまう
なんかあの『あー、いい加減アレやらなきゃヤバいんだけどなー』という焦燥感というか背徳感というかがドラマの緊迫感に上手く同調して(笑)

年が明けまして1月1日
この日は年に唯一の完全休養日
結果的に仕事もせずにサボってしまったとしても、なんだかんだで毎日必ずお店には出勤する私が唯一お店にも行かずに過ごす日
今年も朝から寺社5か所を母親&長男&姪っ子と私の4人で半日かけて巡回?
午後はまったりテレビを見て、こたつとみかんこそないものの、これぞまさに正月の正しい過ごし方(?)な元日を過ごす

そして翌2日
いっそそんな現実なかった事にしたかったものの、そういえばまだ風邪と腰痛でうんうん唸っていた頃に実は入っていたかつての同業から入ったマカロンの注文
流石にこれ以上の現実逃避は出来ないと、31日をさぼってしまった分を取り返すべく、朝からひたすらマカロンを焼き続ける
こんな時に限って・・・というか、こんな状況だからこそ気持ちが散漫になっていてついついくだらないミスをしたりで思うように作業が進まない
一日ですべての作業を終わらせることが出来ぬまま、途中であきらめて帰宅

翌3日、前日出来なかったマカロンの包装などを終わらせ、さあ今から届けよう!と先方に連絡したところ『今日はちょっと・・・明日にしてほしい』とのお返事
せっかく珍しくやる気があったのに、みるみるしぼんでしまう
なんか当り障りのない仕込みとか片付けをして、気が付けば先日ご迷惑をかけた某飲み屋さんの新年最初の営業が始まる時間が近づいている
その忘年会の時に、あまりに忙しそうなら(バイトも一人だけだし)手伝いますよ?という話をしていたのもあって、自分的にはほぼあり得ない開店直後の時間にお店に向かう
結果的にはもう一人バイトの子が入ってくれて手伝う必要はなくなったのですが、その分常連さんの新年会?に混ぜていただき、おいしいおいしい高いお肉を食べさせていただきました

そして昨日
気が付けば今日で長かったはずの連休も終わり
流石に今日だけはさぼっている時間もありません
朝からランチ用の野菜を畑に採りに行き、それからお店に出勤
仕込みの準備をしておいて、とりあえずは昨日いけなかったマカロンの配達に岡崎へ
配達の際「お店身売りしたんで」のセリフにちょっとびっくりしつつ(個人オーナー店だったのが某飲食グループの傘下に経営権を譲り、営業そのものはこれまで通りに元オーナーさんが続けるそう)、途中買い物をしながら1時ごろに戻る
お昼ご飯を掻っ込み、そこからはほぼノンストップで仕込み作業の開始
連休明けという事でクッキーもフルで焼き、ジャムを炊き、マフィンやベーグル、スコーンの生地を仕込み、キッシュの具を仕込み、ランチ用のサラダとスープを作り
そろそろ冷めたクッキーを包装して棚に並べ、ケーキの仕込みをして、そうそう忘れてはならない、1月のお菓子のガレット・デ・ロワも仕込まなきゃね
プリンも焼いてカスタードクリームを炊いて、タルトも焼いて・・・全部の仕込みを終わらせて片付けが終わったのが夜の11時
ほんと疲れましたorz



こうやって振り返ると、飲み会に飲み会にサボりに休日にと、それなりに遊び(飲み)休んだ連休ではありましたが、余裕のあったはずの前半がいろんな意味でグダグダの最悪だったことで、年が明けたらいきなりせわしなくなって、そのまま気を抜く暇もないまま営業に突入となってしまいました
結局大掃除は全部やれなかったし、昨日の一気の仕込みでまた腰が怪しくなっているし、中々新年に心機一転という気持ちになりたくても成れない相変わらずのダメダメな私
こんなんでまた一年ちゃんと営業がやっていけるんでしょうか(笑)





  


Posted by 某所の人 at 19:45Comments(0)ひとりごと

売れない・・・

2016年12月25日

大変にご無沙汰しておりました
何度か書こうとしたこともあったんですが、一旦作業で中断するとそれまでの文章が気に入らなくなって全削除してを繰り返し、結局挫折するという繰り返しをしてばかり・・・という言い訳で御座いますorz

本日はクリスマスではありますが、なぜかクリスマス当日よりもクリスマス・イブばかりがもてはやされる日本において、土曜日にクリスマス・イブという消費者的にはベストな日取りだった今年、世間様ではすでにクリスマスは終わったものの如くお客様には全く恵まれていません( ;∀;)

今年は業界(飲食業界も含め)的には全然よろしくなかった週末のクリスマス
レストランなどではクリスマスでなくてもお客様が来る週末にクリスマスがきてしまったことで実質週末1回分の売り上げの損失ととらえるお店も多かったそうですし、ケーキ屋にとってもケーキの注文が24日に集中し過ぎて大変だったとかなんとか
ウチはそもそもクリスマスケーキを大っぴらに注文を取っていない為、大した量も作る必要がなく、そんな実感はありませんでしたが、他のお店さんたちはどうだったんでしょうかね?


よろしくない日程といえば、ウチの店的にも今年はあまりよろしくなく、今日25日が日曜日で、通常のウチの定休日が月曜日と火曜日な為、定休日開けの28日に1日だけ営業するのもなんだし、かといって常連さんが多いウチの店において、かつて12月23日が火曜日だった日に臨時営業をした年にこぞって皆さまから『〇〇さんとこならクリスマスでも定休日だったら休みそうだよね』と、1ヶ月以上前から『クリスマスだけは定休日でも営業しますから!』と伝えたはずの方達から言われてしまい、結局その年は普段の平日並みにも届かないひどい売上を記録してしまう等、ただでさえ12月26日は一年で一番ケーキが売れない日とまで言われるその日に臨時で営業しても、全くお客様が来ないのは解り切った話
となると、結局のところ今日で年内の営業を終了するのがベストとは言えませんがベターな選択ではないかと、すでに何人かの常連様からは『また長いお休みなのね~』とお叱りを受けつつ、それでも今日は日曜日でクリスマスなんだからケーキも早々に売り切れてくれるかもしれんという甘い考えが、最初の話題に戻って木っ端微塵に砕け散り、泣きたい気持ちをすでに通り越し、諦観の如くハハハと乾いた笑みしか出ません(笑)

昨日もすでに何件か売れ残りのクリスマスケーキを押し付けて(もちろん私の自腹で( ;∀;))来ていますし、そもそも私、友達がほとんどいないので届ける先が少なく、今日も残ったケーキをどこに持っていけばいいのかという最悪の悩みもすでにし始めております
ああ、ぼっちは辛い・・・orz


今ちょっとだけお客様が続いて、だいたい2割ぐらいケーキが売れました(∩´∀`)∩ワーイ
でも、まだたった二割だけ・・・( ;∀;)

これ以上書こうとすると鬱に入りそうになってきましたのでここらへんで終わりたいと思います
新年は5日の木曜日からの営業になるので、それまでは毎日とはいきませんが、少し更新頻度を上げていきたいと思ってます
また『サボってるよね?』と言われない程度には(笑)
ではまた( ´Д`)ノ~バイバイ



  


Posted by 某所の人 at 16:06Comments(2)ひとりごと

高いレタスと魚河岸移転における茶番その1

2016年10月01日

今日も曇り空
ここしばらくの雨続きで、葉野菜も値段も相当にあがってきましたね
今朝もランチ用のサニーレタスを買い求め、近くのスーパーに出向いたのですが、あまり大きくもない(通常の2/3)サイズのもので398円(税別)もしてました
よく見れば葉の先っぽはところどころ黒く焼けているし、葉の裏も結構な割合で傷みがある
パッと見で半分も使えなさそうなレベルでこの値段を出すのはさすがに厳しいと

スーパー側もそれは理解しているのか、ほぼオープン直後の時間帯にも関わらず棚に並んでいたサニーレタスはたったの2つだけ
その代りとばかりに大量に並べられていたのはいわゆるベビーリーフミックスのパック
通常時であればレタスに比べて割高なのであまり食指が湧きませんが、さすがに今のレタスの価格の歩留まり率を考えるとこちらの方がお買い得と、こちらで凌ぐことにしました

今日明日はこれで大丈夫として、来週以降の不安は消えませんが( ;∀;)



連日報道されています築地市場の豊洲移転問題

地下室でしみ出している定点モニタリング調査でついに基準値を超えるベンゼンやヒ素が検出されました
関係者は『飲み水にする訳でもなし、排水としては基準値以内だから問題はない』とか『一時的に地下水位が上昇し、それに伴い一時的に基準値を超えることはあり得る(つまり1度検出されたぐらいじゃ何の問題にも成り得ない)』と、検出結果に困惑しつつ、追加の対策については当面経過を観察することで行わないことを公言

また、地下水問題の発端でもある建築変更問題で、一体誰が盛り土を止めて地下空洞を作ることにしたのかを調査した報告において、『段階的に設計変更がされた』事と『縦割り行政の弊害により担当部署間で情報共有が図られていなかった』を理由に、責任者の特定ができないという結果になったと


まあなんでしょうね、この茶番(笑)

まず何より、日本で定められている土壌汚染対策法においては”地面に50㎝の盛り土をし、さらに5㎝のアスファルトを敷く”という事が定められています
しかし、元がガス工場跡地であり、基準値の65000倍ものベンゼン・ヒ素が検出されたこともある豊洲新市場予定地においてはこれでは全く不安が払しょくできないという事で、まず地面を2m掘り下げ、そこに新たな土を入れ、加えて2mの盛り土をすることで合計では4mの盛り土を、さらにここに50㎝のアスファルトもしくはコンクリートで地表を覆う
敷地の境界線には遮水壁が張り巡らせられ、さらに雨などで地下水の水位が上昇した場合、ポンプで汲み出すことで水位そのものの上昇を抑える
つまり、『(法律よりもはるかに厳しい対策で)きれいな土壌に変えられた4mの層に、外からも下からも地下水が入ってこないように、徹底的な囲い込みによって守られる土地になります』が、都からの都民の不安に対する答えであり、最低条件であったわけですね

さて、これを基準に問題を見直してみましょう

まず『安全だ』『問題ない』ばかりが先行している地下水
前提条件からすれば、そもそも地下水が存在している事そのものがおかしいのがよくわかります
外からも下からも地下水が入ってこないように徹底的に囲い込みされ、万が一にも雨などで地下水位が上昇しそうな時も未然にポンプによる汲み出しで水位そのものの上昇を防ぐ・・・はずで、例え地下空洞であれ、地下水がそこに溜まっている事があってはならないはず
おい!ポンプどこ行ったよ!(笑)

それを考えるとわざと論点を変えてるのではと邪推したくもなる、よくわからない”基準値”問題
安全だ、問題ない、偶々だ・・・いろんな人がいろいろと言ってます
そもそも基準値って何の基準値なんでしょうか?
関係者某の言葉だけですら少なくとも3つの基準値がありますよね?
まず飲料水としての基準値
そして今回の土壌汚染対策法における基準値
どの法律に属しているのかは私はよくわかりませんが、排水(川・用水路)に対する基準値です

おまけにどっかの専門家某は、今回の基準値越えが公表される前において『何年飲み続けても健康被害は起こり得ない』なんて声を上げていたとかなんとか

これらからして、関係者の総意としては『今回の基準値越えはイレギュラー』であり、『たとえ口にしても(飲料水基準的に)安全』で、一般の河川の基準値が今回検出された値のおよそ10倍とされるところから『そこら辺の川よりもよっぽどキレイ』だから安全であるといったところでしょうか

ってことは何?
土壌汚染対策法における基準値って全く意味のない”要らない子”って事ですか?
だったらなぜそんな要らない子なはずの土壌汚染対策法的基準値を前提にお話しされているんですか???

少なくとも必要のない数値が何らかの基準値になることは無いはずなので、本来は根幹をなすはずの大事な大事な基準値なはず
しかし、まずそれよりも遥かに緩い基準値を出すことで被害(?)が如何に矮小なものであるかの如く誘導し、今回の基準値越えを除けばほぼ、はるかに厳しい飲料水基準に準ずるレベルであるとの安全性アピール

そんなこんなで安全か安全じゃないかだけが論じられ、本来あってはならないはずの地下水の存在についての言及が一切されないというこの茶番(笑)




続いて・・・と行きたいところでしたが、分量的にちょっと長くなりそうなのと、いい加減いい時間になってしまったので残りは後日に分割しますorz
ではまた( ´Д`)ノ~バイバイ
  
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Posted by 某所の人 at 18:37Comments(0)戯言

近況報告がてら

2016年09月23日

大変ご無沙汰をしております、某所の人で御座います
先月、唯一のアルバイトが就職の為に卒業し、一人さみしい肉体疲労満載の仕事を満喫中(笑)

先日知り合いから『最近全然更新してないですよねー』とお叱りを頂きましたので、久しぶりにブログをば・・・

言い訳になってしまうのですが、毎日毎日朝出勤し日付が変わってから帰宅するという繰り返しに、定休日も事務仕事に買い出し仕込みと、後は蓄積されているであろう疲労故か、休息を取るというよりかはどうにもならなくて倒れるという、そんな日々では面白い事、日常の話など書けようはずもなく、唯々無為な日々を過ごして今に至ると( ;∀;)



とりあえず近況といたしましてはこんなもんで、まあ売り上げが相変わらずの底這い故、バイトがいなくなっても何とかなってしまっています
先だって某スーパーに長年勤めていたパートを退職したという常連さんがいらっしゃったので、さしあたってクリスマス時期だけですが現物支給(笑)でのバイト契約をお願いしまして、とりあえずは何とかなりそうかな?って感じです


今日はこの時間になって日も差してきましたが、週頭の台風を含め、まるで梅雨?とでも言いたくなるような雨の日が続いていますね
雨が降ろうが晴れようが、あまり売り上げは変わらない(これ以上落ちようのない)うちの店ですが、やはりと言いますか、困ってしまうのは野菜や果物の入手

とりあえず果物については毎年おねがいしている農家さんから届いた桃、これで最後になる黄桃(ゴールデンピーチ)と白桃(西王母)がまだありますので何とかなっていますが、これが終わる頃、本来だったら東北などから届くはずの洋梨やリンゴ(特に紅玉)などがこれまでの関東から北海道にかけて猛威を振るっていったいくつかの台風の影響で収穫が厳しそうであったり、今のところは比較的に安値が付いている葡萄等も、台風や雨の影響で出荷が早まって量が出ているからこその値である可能性は否定できず、今後いきなりモノが無くなり高くなるという事も大いに予想されます
そのほか何人かからリクエストも入っている栗も、今年は例年よりもまたさらに値が高く、ただでさえ国産の栗を使ったモンブランタルトは原価率がうちの店で一番高い商品だというのに、『原価割れ』が現実味を帯びてきそうで中々手を出し辛い状況です
同じくこの時期の常連のリクエスト率の高いイチジクを使った商品ですが、これまたいつもおねがいしている農家さんの話によると、今年の夏は晴れの日も多く甘みの強い感じにはなっているものの、逆に梅雨明け以降に雨が降らなさ過ぎて身が大きくならず、収量も少なく・・・そんなところにきてやはりのこの台風と雨により全くもって次の収穫が計算できなくなってしまっているとの事
去年に引き続き、今年もうちの店的にはイチジクがほぼ壊滅的であるとなりそうです

8月に入ってようやくほんのちょっとだけ、パーセンテージでいえば数パーセント程度ですがようやくナッツ類が値を下げ始めてきて、少しは息が付けるかもと思った矢先のぬか喜び状態
中々に厳しいですね


そしてもう一つが野菜
今、うちの実家で採れる(店頭でも販売している)野菜となると、里芋にさつま芋、ネギにナス、キュウリにオクラにピーマン、もうほとんど終わりに近い白ゴーヤやインゲン、偶にスイスチャードといった感じで、これまで散々使いまわしてきた食材故、少しづつ秋めいてきたこの時期から料理もそれに合わせて変えて行きたいとは思うのですが、これまた先立つものが無く、毎日レシピを考えるのに苦労しております

もうここ何年もの事なのですが、夏が暑すぎて、さらに暦の上ではとっくに秋に入っているにも拘らず日中に30度を超える日も少なくないという9月のせいで、本来ならそろそろ採れ始めるはずのレタスやホウレン草といった葉物野菜の生育がそれはもう酷い有様で、昨日までまだ10㎝かそこらの大きさだったと思ったら、2~3日するといきなり倍近い大きさに育ち、ただ大きくなってくれるだけであれば良いのですが、暑さで葉先がみんな焼けてしまって、出荷どころか一つも収穫できぬままそのまま畑の肥やしにする以外ないという事が多々あります

そんな状況の為、主にサニーレタスを中心にスーパー等で仕方なく購入しているわけですが、これもまた、ただでさえあまり喜ばしくない価格が付いているにも拘らず、ほとんどと言ってよいほどモノがよろしくない
今日も某所で購入したサニーレタスをランチ用に一口大カットしたのですが、まあ何とか使えそうな分で(点数でいえばぎりぎり60点、出来ればあまり使いたくないレベルも無理やり含めて)、全体からすれば1/3も取れたかな?っていうレベル
これ、歩留まりからいったら相当な原価になりますよ、ほんとに
それでもほかに代わりがないからしょうがないんですけどね、泣きたいですけど



しばらくブログをお休みしている間に、ウチの道路を挟んでのお隣さんであったカレーパン屋さんが、オープンして1年持たずに閉店されました
当初より中々不思議な営業方針を取られているように思えたそのお店、色々な紆余曲折を経て、あまりにも主役のはずのカレーパンが脇役以下に押しやられていった結果なのか、学生が夏休みに入るあたりでのいきなり閉店
そのちょっと前から急に営業がまばら(それまで週6日営業だったのが急に定休日が3日に増え、さらには臨時休業が1日プラスされて実質週3日営業になってしまっていたり、ウチと同じ朝11時営業開始のはずが、昼の12時を過ぎてもなかなか開店しなかったり、18時に閉店するはずが、早ければ15時16時に閉店するとか)になり、結局閉店の告知も、私が気付いたのは閉店の前日
ゴールデンウイークが終わった頃にランチ営業を始めるために店内の改装をされたりとしていらっしゃっただけに、あまりにも早い閉店への見切り
而してそれを見た私の思いは唯々「ああ、やっぱりね」でありました

ほんと商売って難しいですよね
うちも厳しいのには代わりなく、『明日は我が身』を忘れないよう何とか歯を食いしばって営業をしていかなくては・・・


とりあえず久しぶりの更新なので、今日はこんな感じで終わります
また次回はいつもの戯言ネタになる可能性が高いです(笑)
ではではまた~




  
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Posted by 某所の人 at 17:32Comments(0)ひとりごと

続戯言

2016年05月29日

ついにというかやっぱりというか、少なくとも2019年の10月まで消費税の再増税が延期されることがほぼ確実になりましたね
もともと選挙の為には手段を択ばない安倍自民党だっただけに、こうなることは解り切っていたというかなんというか

安部自民党の常套手段として、都合のよい数字だけをピックアップしてこじつけの理由で押し通すという、何度繰り返してきたかわからないこの方法で今回の消費税再増税延期も行おうとしています

もともと『リーマンショッククラスの経済危機が起きない限りは必ず税率の引き上げをする』と言い切っていた安部総理
相変わらず対抗野党である民進党の支持率は全くもって不甲斐ない域にあるとはいえ、去年来の自民党所属議員による不祥事の連発で足元がぐらついているのが実際のところで、となると今はまだ『あり得ない』と発言している衆参同時選挙もにらんだ夏の選挙が刻々と近づくにつれ、選挙第一主義を旨とする彼らにとって選挙の争点に成り得る消費税率引き上げを延期するという結論は当然の事だったのでしょう

しかし先ほども言ったこじつけで押し通すやり方、正当化するための言い訳があまりにも見苦しい事になっています(笑)

今年に入ってから行われた、アメリカの経済学者を招いての諮問会議
そもそもが消費税率引き上げがメインテーマですらないこの会議に、著名な経済学者とはいえ税制が専門分野でもない方達の、しかも7名中引き上げ賛成が1名、反対が2名、どちらとも明言せずが4名という内訳なのに、ことさらに反対を言及した専門家の弁だけが各閣僚の談話でも取り上げられていました

また、引き上げの延期の絶対条件である『リーマンショック級の経済危機』を演出するためにサミットの場を利用するとか、一体何してんだかって感じですよね
わざわざリーマンショック前の経済指数との比較数字を大量に用意して、世界的経済危機をアピールしていましたが、選びに選ばれた数字だけはリーマンショック前とほぼ同じものであったものの、経済状況が下降気味だった当時と比べ、経済危機を主張する日本以外はちょうど底から持ち直してきた今と比べて”全く同じ状況である”とするにははなはだ無理があるのは当然で、だからこそ今回のG7の中で安部総理の掲げる世界的財政投資に賛成した国が皆無だったというのがその証明になっています
余りにも必死な安部総理の演説に各国首脳たちは皆苦笑する事しかできなかったとか(笑)

なぜにここまで”世界的”危機をアピールしなくてはならなかったかといえば、それは一人負け状態の日本を作り出した自らの経済政策アベノミクスの失敗を認める事だけは絶対にしたくないからに他なりません
事あるごとに都合のよい数字を出してアベノミクスの成功を謳って来たものの、実はリーマンショック後、東日本大震災を経た当時の民主党政権下での経済成長率が5%程度を保ってきたのに比べ、一見景気が良く見えている今の安倍自民党政権下だと3%程度しかないという大きな矛盾が存在しています
ちょっと前までの日本の一見景気がよさそうな雰囲気は、5兆円もの損失を出しつつも『一時的に出る損失だけを持ち出されても困る』と誰も責任を取らなかった国民年金の株式運用など、市場にじゃぶじゃぶとお金を注ぎ込んだ自己演出的株価と、お友達黒田日銀総裁の行った異次元金融緩和政策による急激な円安進行からもたらされた、一部の輸出産業企業の、ただ単なる為替益による企業収益の改善でそう見せられてきただけ(小売業においては外的要因である中国人の”爆買い”景気で前年微増程度の景気効果はあったものの、すでに爆買い傾向が下火になり始め、途端に収益悪化が目に見え始めました)


政府発表では来年度より2019年に向けて段階的に財政の黒字化を進めていくとの事ですが、正直なところ財政が健全化すれば消費税率引き上げする必要はなくね?って思ってしまうのは私だけなんでしょうかね(笑)
昨年度だって、企業収益の改善で近年最高の税収があったはずなのに、すべて自転車操業的な経済政策や選挙対策としか思えない低所得高齢者に対する給付金などできれいさっぱり使い切る・・・どころか更なる国債発行で借金を増やしたというのに、どうやって黒字化して財政の健全化(国の借金を少しでも減らす)が出来るんでしょう?


何にしても、国民の大反対があっても1%でも賛成意見があればそれを国民の総意と言い張り、『国民への説明を尽くす』というのが”国民への説明を尽くすという言葉を連呼する”ことで果たされていると勘違い出来る方々なので、何を言ってもしょうがないといったところか

しかし結局のところ、甘い言葉に唆され、目先の利益に目が眩み、変革による苦役を良しとせずに現政権を支持してしまう国民が一番悪いのかもしれませんね
現実に、原発の再稼働や特定秘密保護法施行、集団的自衛権の行使化に憲法9条の改正など、個別の案件では反対が過半数を大幅に占めているというのに、安部政権の支持率はなぜか逆に信任が過半数を超えるんですから



それではまた  


Posted by 某所の人 at 21:08Comments(0)戯言

久々の戯言

2016年05月27日

忘れたころにこっそり更新(笑)

別にサミットが開催中だからって事ではないんだろうけれども、今週はずっとダメですね( ;∀;)
いまいち天気もはっきりしないし、まだ5月にしてこの暑さ・・・
この先どうなっちゃうんでしょうかね?


サミットついでに日米首脳会談が行われ、予定30分を大幅に延長し1時間強をほぼ、先日起きてしまった沖縄米軍属の男性による事件に対する抗議(?)がされたとか
未だ先行きの見えぬ沖縄普天間基地移転問題や、日米地位協定問題も絡み、さらには今年の夏に控える参議院選挙(&衆議院選挙もあるかもしれない)に対するアピールともとれる、珍しい厳重抗議に、アメリカ側も事態を重く見てオバマ大統領自ら遺憾の意(何の言葉をもって『遺憾の意』と訳したのかは知りませんが)を表明するとか、過去の沖縄基地関連の事件以上に大きな問題になっています

もちろん今回の件も含めて、基地がらみの事件が起きていいはずは決してないのですが、今回もそうですが、あまりに的外れな報道や、一部の行き過ぎた感情論が多すぎて、ことの本質が完全に見失われてしまっているのではないのかという危惧を抱いてしまいます

論点を大まかに表すと、
①沖縄に基地があるから、米兵によるおぞましい事件が起こる(ヘリ墜落事故等も含め)
②犯罪を犯した米兵を日本の法律で処罰できないのはおかしい
といったところでしょうか

①は後回しにして、まず②の『犯罪を犯した米兵を日本の法律で処罰できないのはおかしい』問題から考えてみましょう
日米地位協定を基に、治外法権区域である米軍基地内で起きた事件だけでなく、基地の外で起きた事件についても米軍基地属(米軍兵およびその家族、関連施設の従業員等)の人間であるという理由で日本の法律で罰することが出来ないというこの問題
簡単に言ってしまえば、自国民(アメリカ国民)に優位な判決を出しているに決まってる!自分達(被害者&被害者家族等)が納得できる厳罰を!といったところでしょう

たしかに国によってはそういった判決が出されることもあるみたいですが、事アメリカに関しては事情が違い、合衆国法よりも軍法が優先され、日本の刑法よりも遥かに重く厳しい判決が下されているという事実はあまり知られておらず、『依怙贔屓しているに決まっている』という感情論だけで問題視されているように思えて仕方ありません
大半の国民にとっては英語(日本語以外のすべての言語)でどうのこうの言われたって意味不明で、自国(日本)の法律でさえ良く分かっていないのに、ましてや外国の法律なんて全く分からないんだから・・・というところから始まって、おまけにどこで裁判が行われてるかもよくわからず、どういう判決が出たのかも、当事者の方々を除けば碌に報道もされないから知ることも出来ないというところに行きつくのではないでしょうか

裁判を取り扱った映画とかなんかなら、いちいち字幕が出たり日本語吹き替えされてたりするから理解が出来るけど、一裁判に対してそんな処置が行われるってことはまずありえない
国内の裁判だってよほどショッキングな事件とか著名人等が係わってる事件とかじゃなければ全部の裁判をマスコミが取材しないのと同じで、
わざわざ大多数の日本国民に対して一裁判が衛星中継されるはずもなく、さらに言えばこれは単にマスコミの怠慢も含まれるのですが、それほど国民の関心がある裁判(事件)として自らも騒ぎ立てたくせに、いざ裁判が行われるーという段になって、自分たちは現地まで取材をしに行くという事もせず、いわゆる共同通信の簡易記事でお茶を濁すなんて事をするもんだから、国民が知る機会がますます減るという始末
先の米軍法の方がもっと厳しいという事実も報道せず、ただ単に世間の興味さえ得れば良いと勘繰られてもおかしくない一方的な報道ばかりマスコミがするもんだから、事実を知らない第三者がより感情的な暴論をまくしたてる

今はインターネット中継など簡単にできるんだから、今回のように国際問題になる様な事件については政府が交渉して裁判を中継させ、もちろんちゃんと同時通訳させて、その上で判決が日本の法律に対して納得できないというのであれば厳重抗議をするとかすればいいんですよ

でもそんなことをして藪蛇ではないけれど、他の厳しい現実や要求とかを追及されたくないもんだから政府自身も沈黙しちゃう
最も影響下にある沖縄の人々にとって納得が出来ないという感情を抱くことはしょうがないとしても、日米地位協定の改正論議よりも、政府やマスコミの姿勢こそ非難・議論されるべきではないかと、私は思うわけです


②の問題を踏まえた上で①についても考えてみましょう
『沖縄に基地があるから、米兵によるおぞましい事件が起こる(ヘリ墜落事故等も含め)』ですが、これってよく考えたらわかるんですが、確かに沖縄から米軍基地が無くなれば米軍がらみの犯罪そのものは無くなるものの、沖縄(日本全国)で凶悪犯罪や性犯罪が無くなるわけでは決してないという事

ほぼ同時期に起きたアイドルストーカー殺害事件や、ちょっと前に起きた小坂の女性死体遺棄事件、現役東大生による女性暴行事件など、米軍兵が全く絡んでいない性犯罪・凶悪犯罪も連日のように世間を騒がせていますね
これらの事件だって忌避すべき事件としては何ら変わらないはずなのに、偶々起こした人物が米兵だったという理由でここまで問題が大きくなるのってちょっとおかしいんじゃないでしょうか?

偶々・・・といってはとても不謹慎なのかもしれませんが、もとより普天間移設問題をはじめとする沖縄の基地問題がそこにあるから、沖縄の人達にしてみればどうにかして沖縄から基地をなくしたいと思う気持ちはわからなくはない(自分は当事者ではないので、簡単に『理解できる』なんて決して言えません)ですが、そこに本当に、今回の事件を基地問題の解決に向けてのチャンスだと利用しようとする意志が全く無いと言い切れるのでしょうか?
沖縄で発生する日本国民による性犯罪に比べて人口比率的にあからさまに米兵による犯行が多いというのであればまず、その数字をはっきりと証拠として出すべきで、ごくごく一部の事例を問題の本質と言い張るのはちょっと無理がある様な気がします

今回の事件が偶々(?)米兵による犯行だったから、オバマ大統領から直接遺憾の意が表明されましたが、これがもし日本に観光旅行中のアメリカ人が犯行を起こしていたと仮定して、地元知事や一国の首相がアメリカ大統領に謝罪を求め、実際に謝罪の意を表明されるとか、どう考えてもそんなことは無いでしょう?
おぞましい性犯罪が起きてしまったことと犯人が米軍属のアメリカ人であったことはきっちりと区別して論じられなくてはならない部分もあるはずなのに、すべてが『沖縄に基地があるから、米兵によるおぞましい事件が起こる(ヘリ墜落事故等も含め)』だから米軍は沖縄から出ていけ!というのは余りにも飛躍し過ぎだと



現実問題として、中国や北朝鮮が日本に対して軍事行動を起こす気が本当にあるのかは別として、事実日本を含むアジア諸国間で軍事的緊張状態が続いているわけです
確かに平和を謳う日本国憲法第9条の理念は素晴らしいものではありますが、実際問題日本をそれらの脅威から守ってくれているのは米軍であるという事実は否定できません
日米地位協定にも絡んできますが、在日米軍に対する巨額の『思いやり予算』がたびたび問題視されますが、それですべての在日米軍の駐留費用が賄えているわけでは決してありません
もちろんアメリカ自身に利益があるからこそやっているという事実もありますが、かといって、実際に多額の費用を持ち出して日本をわざわざ守るために派兵されているのに、元凶はすべてお前ら(アメリカ)だみたいな反応されるってのはちょっとかわいそう過ぎませんかね?

公式発表こそされていませんが、過去のアメリカ軍による軍事シミュレーション等によれば、日米地位協定が破棄され、日本から米軍が引き上げてグアムを中心とする第二防衛ライン(アメリカにとっての)を構築した場合、もし中国が日本に侵攻してきた際、例え日米安保条約下にあったとしても救援を出さない可能性がかなり高い(80%とも90%とも言われる)そうです
ただしこれは日本政府があくまで集団的自衛権を認めてこなかった時代にシミュレーションされたものであり、だからこそ政府が国民の反対を無視してまで集団的自衛権の行使を閣議決定し、「この道しかない」と普天間問題に聞く耳持たずに押し通そうと躍起になる理由ではないかと推測も出来るわけです

ちょっと話がそれてしまいましたが、斯様に事は複雑に絡み合い、100人が100人とも納得できる解は100%存在しないといって過言ではない在日米軍問題において、ことの本質を見失った感情論だけをぶつけてもお互いにとって何の利益もあるはずがありません

となれば、今回の米軍属の男性の犯行に対して基地の全撤退を求める行為というのがどれほど行き過ぎた感情論であるかというのが少しは理解していただけるのではないでしょうか

在日米軍による被害を優先するのか、それとも極東アジア周辺地域の均衡という益を取るのか
事によっては自らに大きな被害が起こり得る覚悟をもって問題定義をするのであればともかく、某元国会議員のように自らは絶対に安全なところでふんぞり返って水際の当事者にだけ負担を押し付けるようなことがあってはなりません

感情に走らず、冷静な判断をするためにも、国民一人一人がマスコミや政府のうわべだけの発表や報道で納得せず、本質を知り得るための要求をしていかなくてはならないのでは
でなければいつまでたっても有耶無耶な、忘れてもらうための時間稼ぎのような説明しか出来ない政治家や大企業の謝罪会見ですべてを許す以外ない世の中を良しとするしかなくなるってもんです


問題の解決には相互理解が不可欠
その為にはまず相手の言い分をちゃんと聞くことから始めなければなりません
一方的に相手の意見を切り捨て、自分の要求だけ突き付けるのは愚者のする事

とはいっても、なんとそういう人達の多い世の中である事よ、悲しいけれどね(笑)  


Posted by 某所の人 at 17:01Comments(0)戯言

反省すべきは他にもいる

2016年03月13日

ここのところスポーツ界でもいろいろな事件が続いていますね
女子トッププロテニスプレイヤーのドーピング疑惑、女子サッカーなでしこジャパンのオリンピック予選敗退、新国立競技場の聖火台問題&著作権問題・・・
そして新たに4人目となった、巨人の高木京介選手の野球賭博問題
今日はその中の野球賭博問題について少し考えたいと思います

野球賭博を認めた4人の選手に対する個人の資質については『誘惑に負けた』『精神的に弱かった』としか発言しようがないと思います
噂によるとまだ疑惑をもたれている選手もいるとかいう話ですが、確かに個人の資質によるところが大きいとはいえ、すべてを個人の責任にしてしまって良いのだろうかと考えます

例えばみんな大好き高校野球
最近では野球部の部員というだけでなく、学校によっては部に関係のない生徒や教師が起こした不祥事も含めて、生徒の暴力問題や飲酒喫煙問題、教師のセクハラや体罰問題などなど、そういった問題が発生した際に、春の選抜や夏の甲子園大会の出場を自粛するなんていうニュースを聞くのが珍しくありませんね

野球部員(&監督)全体での問題となればどうしようもありませんが、一部の、例えば幽霊部員な学生が起こした問題であっても出場自粛するのが当たり前という暗黙の了承についてはちょっとかわいそうな部分もあります
たった一人の不良(?)学生の為に他の真面目に練習しているすべての部員が目標の舞台に立つ資格を失うのですから
まあ今日はそれをどうのこうの言うつもりはないのですが、アマチュアの、学生という身分の子たちでさえそういった厳しい処罰を受ける可能性があるという事をとりあえず覚えておいてください


さて、話を元に戻しまして
今回4人目となった高木選手の公表の前に、福田・松本・笠原元選手3名の野球賭博問題を受けて各球団はそれぞれ聞き取り調査をし、その結果各球団は関与した人間はもういないと公表し、賭博行為が如何にしてはいけないことかの講習も全選手に対して行ってきたはずです
もちろん当の巨人軍についてはより深い追及と啓もうを行ったうえで、『賭博行為に係わったのは3選手だけ』という結論を出したわけです

なのに今公表された高木選手の関与

聞き取り調査っていっても、ただ単に『お前(野球賭博)やったか?』って聞くだけなら意味ないですよね
どう考えたって『やってません』って答えますよ、そら間違いなく

八百長試合こそしてなかったみたい(はっきりと断言出来たわけではない)だけど、もしそうであればファンの信頼を裏切る球界そのものに大ダメージを与える行為なわけです
そういう認識があれば、選手もスマホやパソコンの提出ぐらいしょうがないと思うはず
だってひいては自分の為(潔白が証明できるわけだし)になるわけですよ

今はログを調べればいつメールを削除したかとかも全部わかりますからね
某代議士事務所の電気ドリルで穴を開けられたパソコンみたいに壊れてさえなければデータの復元もほぼ出来てしまう時代ですから、調べようと思えばいくらでも調べられるはず

なんだけど
なんだけど、結局球団というか機構そのものが、良く言えば”選手自身の判断に委ねる”、悪く言えば”選手に丸投げ”していたというだけ

高木選手の会見で球団や機構の無責任さが露呈したわけですが、どちらかといえば『よりによってもうすぐシーズンが始まるこの時期にやめてくれよ』的な雰囲気が球界全体に漂っているみたいで、誰しもが”臭い物に蓋をする”よろしく無かった事にしようとしてさえいます


でも、本当に個人の責任だけで終わらせてしまって良いのでしょうか?
確かに野球賭博というやってはいけないことをしたのは選手個人です
当然その責は負わなければなりません

そこで先ほどの高校野球の話です

『たった12球団しかないのに』、『損失額が莫大になる』など、確かにその通りです
流石に1シーズン全部とまではいかなくても、ペナントレース10試合分の放棄とかすればいいんですよ
もちろんチームの成績だけでなく、個人記録にだって影響してきます
そうなればただ単に試合の興行収入だけでは済みませんから、そういう意味では何億どころか何十億とかもの損失が出るでしょう
個人の選手にその支払い能力があるかという問題は確かに存在しますが、どっかの電力会社が原発訴訟で原発の運転が出来なくなったら損失分を原告にすべて請求するとか発言してましたが、それと同じで、法律的には一人の選手に対して何十億単位の損害賠償請求をする事自体は出来るわけです

それは遣り過ぎだ

確かにそうかもしませんが、でもそれぐらいの事を本当に”する”となれば、高々数万数十万の野球賭博ごときで得られる物と天秤にかけようと考える選手はいなくなるでしょう
それでこそ抑止力になるのでは?
ある部分、玉虫色な誤魔化しばかりしてたからこそ、”どうせ大したことは無い”と悪い誘惑に引っかかってしまう余地を球界そのものが生み出してしまっていたと考える必要があるのでは?
本当にファンの為、信頼を取り戻さなくてはならないというのであれば、思い切った血を流す改革が必要だと思うわけです

週刊誌によるとまだ関与した選手がいるかもしれないといった感じ
またうやむやになるのか、それとも今度こそ徹底的に膿を出せるのか
シーズンが始まったらもう、そんな事あったっけ?みたいな事にならないよう忘れてはいけない出来事と思います  


Posted by 某所の人 at 15:02Comments(0)戯言ひとりごと

もう5年、されどまだ5年

2016年03月11日

阪神大震災が起きた1月17日なんかもそうなんですが、こういう大災害が起きた日に思うのは、いくら『過去の記憶(災害)を風化させない』と思ってはいても、現実的には臭い物に蓋をする如く、頭の隅に追いやって何も考えないように逃げてしまっているなあと

何をもって区切りというのかはわかりませんが、とりあえず5年目を迎える前日に高浜原発の運転が停止したという事実は大きな意味を持つのかもしれません


そもそも、世界最高レベルと(政府や原子力規制委員会が)ドヤ顔している”新基準”、確かに国際原子力機関(IAEA)が定める基準に対してはそれなりに厳しくなってるのは認めますが、それってあくまで”国際基準に対しては”って前提が付くのを無かったことにしてませんか?という疑問を思わずにはいられません

ただでさえ国土のほとんどが火山や地震断層の影響下にあるとされる日本において、堅固な地盤など存在しないと言っても過言ではないはず
脆く柔い土地に建つ日本の原発が、およそ地震と縁のない火山地帯でもない強固な地盤の上に建てられる前提の世界標準よりもちょっと厳しいからって、それがどうして”絶対に安全である”と言えるのか

さらには、世界で見ても稼働40年を超える原発が全く存在しないにも拘らず、”新基準を満たせばさらに20年稼働延長しても大丈夫”とは、何を根拠にそう断言できるのであろうか

この”新基準”なるものが、それこそIAEAだけでなく、原発事故が起きた際に影響を受けるであろう近隣諸国もが『これならば何の心配も問題も無い』とお墨付きを与えるようなものであるのならばともかく、日本の、ある種原子力村(原発を稼働させたくてしょうがない政府&官庁&電力会社&それらから研究開発費等の名目で寄付金を貰っている推進派の学者たち)の住民達で形成されているといって間違いでない原子力規制委員会が独自に決めた基準にしか過ぎず、そして『この新基準を満たしているかどうかだけを判断しているだけで、これが絶対に安全であるという保証は一切しない』と、周辺自治体の避難計画の有無、基準の安全性・絶対性については『自分たちに責任は一切ない』と言い切った原子力規制委員会に、『原子力規制委員会がお墨付き(?)を与えたのであれば、それは絶対に安全であると言って良い』とする政府&官庁、結局誰も安全を保証しない&出来ないのにね
しかもこの基準、今満たされてなくても”何れ満たされるのであればOK”とか、全くもってわけわからん



とある飲食店が何らかの問題を起こして営業停止処分を受けました
調べてみたらそのお店では衛生管理も全くしていない、賞味&消費期限切れの食材をつかっていました
さらにはこのお店で問題が発生したのは今回が初めてではなくて、営業停止こそ初めてだけど、これまでに何度も保健所から是正勧告を受けていました
店主は言いました「(こんな問題になるとか)想定外だ」と

そんなお店が保健所の立ち入り検査の後に営業を再開することになりました
保健所の立ち入り検査の時点ではいくつか改善されているところもありましたが、今は営業していないから空っぽの冷蔵庫の中を見せて「営業が再開した時はちゃんと管理する」とか、衛生管理に必要な掃除&管理道具を「今はお金が無くて買えないから営業再開したら(得られた利益で)購入する」等の何の保証もない口約束の部分が大半でした
それでも店主の「その時になったら」「何れちゃんとする」という言葉を基に、営業再開の許可が下りたという訳です

・・・さて、これを見てあなたはどう思いますか?
簡単に言えば、”今の時点どころか当分の間はまともな衛生管理が出来ない状態でも営業が出来てしまう”ってことですよね
しかも、「まだお金が無いから無理」という言葉でいつまでも先延ばしして、問題を起こす前と同じ状況で営業する事すら出来てしまう可能性もあるわけです
そんな馬鹿な話が有って堪るかなわけですよ、実際は
でもそんな馬鹿な話を無理やりに通そうとしているのが原発を再稼働させたがっている電力会社達なんですよね

原発再稼働を反対している国民や学者達どころか、ある部分同じ穴の貉的な原子力規制委員会にすらも、都合の悪い事実や資料は一切開示せず、例え法的拘束力のある勧告に対しても「紛失した」と誤魔化す
炉の真下にさえ活断層が無ければ、1mでもそれが横にずれていれば危険性の指摘を「再稼働させないための不当な言いがかりだ」と言い張る
新基準で必要とされる重要免振棟も、3年だか5年後を目途に作ると言って許可を得たのにも関わらず、建設には多額の費用が必要だからと、(ちょっと手を入れたぐらいの)既存の施設で大丈夫と建設計画を白紙にする
例え重大影響を受けるとされる原発から30km圏内であろうとも、原発の立地自治体以外には再稼働の同意を求めることもしないし、自ら対策を取る必要もないとする
川内原発なんか、すぐそばに活火山があるというのにもかかわらず、さらには確かに原発の専門家かもしれないけれど火山の専門家でも何もない人間が『安全な対策を取る為に必要な3年前に火山が噴火するのを完全に予測出来る』とかなんとか

安全は科学的に証明されている
国民が心配するような事故は起こらないし起こすはずがない

そう言い張りつつ、稼働の前に計器の点検ミスや故障の放置をし
稼働と同時に警報機が鳴ったにも関わらず、何の問題も無いと開き直り
揚句、今回の裁判所の仮処分による停止についても『裁判官はいわば素人、素人に科学的な判断はできない』とばかりの不満を言う

これのどこに絶対の安全があるというのか
本当に国民を、世界を納得させたいのであればすべての情報を開示し、皆の持つ疑問や不安に一つずつ答え、誰からもこれ以上は無いと認めてもらって初めて稼働というスタートラインに立つのではないのか
”そこまでしなくても”じゃない、”そこまでする必要がある”のが原発という存在ではないのか


今回の地裁の判決は憲法が保障している『国民の生存権』に基づき出されましたが、願わくばこの先の原発関連の裁判においても『命よりも金』を認めるような判決がなされないことを祈るばかりです
  


Posted by 某所の人 at 18:08Comments(0)戯言